1958-02-18 第28回国会 衆議院 本会議 第9号
そういう状態の国においてさえ、なお全産業全国一律ということは完全に行われていないのに、わが国のような、これと全く違つた産業構造を有し、しかも、その基盤が非常に幾つかの問題を含んでおりまするときに、全国一律の最低賃金制を実施せよということは、これはかえつてその本来の目的を達成するゆえんでないと私は信ずるのであります。
そういう状態の国においてさえ、なお全産業全国一律ということは完全に行われていないのに、わが国のような、これと全く違つた産業構造を有し、しかも、その基盤が非常に幾つかの問題を含んでおりまするときに、全国一律の最低賃金制を実施せよということは、これはかえつてその本来の目的を達成するゆえんでないと私は信ずるのであります。
始まつてから急速に尨大な軍需産業を打立てられましたような事実もございますし、また実際その通りでありまして、基礎的なものができておりませんければ、いたずらに部分的にあるもの、ある兵器、ある種類の武器というようなものだけをやりますと、ちようど日本が第二次大戦当時犯したような、兵器産業の特殊なものだけが発達して、全般の基礎的な研究、試験というような研究の礎基がない、いわゆる頭でつかちと申しますか、片寄つた産業
何百万という兵隊を動かした人、兵站補給にもあずかつた、産業経済すべての問題について相当の見識を持つた人で、これを助けるのには国防長官としてはウィルソンのような人は大実業家であり、大銀行家である。ドッジのような人は予算局長となつています。あるいはまた農林長官のベンソンというようなみずから耕して、みずから農業の経験のある人が立つておる。
政治というものは今日ただいまのことを処理することではなく、先のことを処理するのが政治であるので、本年度の初年度において計画した七百七十万キロが九百万キロ以上で、百万キロ以上の不足を生じたということは、勉強が足らぬというか、先ほど言つた産業設備の切りかえの問題を考慮に入れてあつたかどうか、これも研究しましたならば、かなり食い違いがあつたであろうと私は考えます。
○小笠原国務大臣 インフレ問題につ いての御意見は、大体私と同じようなぐあいに考えられるのでありますが、私が昨日申し上げました通り、財政面、金融面の両方からインフレ要因を断つことに努力することはもちろん、基本が産業の振興等であるから、生産の増強等をはかることについて——従つてこの朝鮮事件後怠られておつた産業の合理化、近代化等を十分はかつて行き、コストの低下をはかる。
(拍手) 昨年の冬、電産、炭労の大きなストライキがまさに破局に突入せんとした際、われわれは、政府の労働政策の貧困を痛嘆しつつ、しかも差迫つた産業の危機を救い、社会不安を除き、公共の福祉を守り、一般利用者大衆の利益を擁護する見地に立つて、最悪の場合は、国家の重要資源を破壊するがごときスト行為を禁止するためには、好むところではないが、何らかの法的措置を講ずることもまたやむを得ないであろうという一石を投
電力の開発に伴つた産業の伸展をはからなければなりませんけれども、電力だけできて産業は起らない。ただ公衆用の電気をつけたり、電車を走らせたりするということのみに電力を使うのは——これもパブリツク・ユーテイリテイのためにはけつこうでありますが、やはり日本は産業用に電力を使うということが主になりますから、これとにらみ合せて産業の開発をはからなければなりません。
砂糖等の需給が緩和いたしました場合に、やはりいもは相当澱粉の需要があり、水飴等の、澱粉の需要から成立つておつた産業が、砂糖等に置代つたという場合におきましては、我々としましても相当これは国内の今後のいも作、澱粉業、水飴業という観点におきまして問題になることは承々実は承知いたしております。
離れても事実上できると思いますので、是非そういうようなことを希望するのでありますが、若しさようなふうなことでなくして、公益事業委員会が單独の御判断によつて、従つて関係の省と違つた意見でたびたび料金改訂が行われるということになりますれば、そこでなるかならんかの問題でなくて、さようなことが強行されて、仮に如何に法律的にもその点を是正する途がないということになれば、それがさような実情が電気料金改訂に従つた産業政策
特にその電気炉関係におきまして使う電気というものが非常に多いのでありまして、北陸或いは新潟県というようなものを中心といたしましたこのフエロアロイ、合金鉄鋼業におきましても、二十六年度の生産関係を見ますと七万トンの生産計画を出しておるのでありますが、これに対して五億五百万キロワツト・アワー、それから電気銑関係に国内資源の砂鉄を使つた産業でありますが、電気銑関係におきまして、生産計画は十六万トンに対して
審議会のようなものを中央に設けたのもその意味でありますが、さような意味から、産業教育というものが決してこの殻に閉じ籠つた産業教育ではない、見方によると極めて茫漠として、あらゆる教育活動の中にこれが入つているものと私は考えております。
そういつた面からいつても、新銀行におきまして復金の、これは紐つきじや勿論ございませんけれども、そういつたような状況をも併せ考えて、新銀行で新らしいいろいろな貸付をするということは、單なる振り替りでは勿論ございませんけれども、そういう面において復金自身の回収というものを促進し、又従来言われておつた産業の積極的な復興開発資金を供給する、まあ一石二鳥と申しますか、そういつた考えかたで、やはり復金というものを
四十五億がなくなると、これが見返りとして投資を考えておつた産業としては、その投資がなくなつて来るわけなのだけれども、これは開発銀行が肩がわりして投資してやるのか、あるいはその計画は全部また出直すというのか、その点をお聞きしたい。
PDは、それぞれ違つた産業のものがありますので、そのおのおのの産業の中に入つております。LRも、これだけ抜き出すということはちよつとむずかしいと思います。荷役その他の関係で、一応出るには出ておりますが、これは一般の荷役なり土建の方に入つておりまして、これだけ取出してというわけには参らないのでございます。
それを見ますと、これまでの自立経済三ヵ年計画を本にして考えたときと、よほど違つた産業構造なり或いは生産規模なりそういうものが現われておる。又貿易計画なんかでも随分違つて来るのではないか。そういう点についてですね、通産大臣としてこれまでの三ヵ年計画とよほど違つて来る情勢が出て来るのではないかと、こういうようにお考えかどうですか。
動乱勃発と同時に、特需が生じ、九月末には三百億円に達し、サービスを入れると三百七十億円に上り、滯貨をかかえて苦悩しておつた産業界は一息ついたのであります。かくのごとく、経済的危機を救つたものは、吉田内閣の政策にあらずして、朝鮮民族の不幸なる血で血を洗う内乱と、米国を中心とする国連軍の血の犠牲であつたことを忘れてはならないのであります。(拍手) 特需と並んで注目されるものは輸出の増加であります。
九州におきましては、他の地域と違つた産業構造を持つておりまして全国出炭量の五五%を占める石炭鉱業があり、その需要は全需要の二五%(使用電力量においては約五〇%)に及び、次いで化学工学の一四%、鉄鉱の一〇%等優先的に電力割当を考慮すべき要確保電力の占める比率が全国の場合に比し著しく大きく、鉱工業用電力需要は地域内総需要の八〇%を占めまして五百キロワツト以上の大口需要は七〇%等を占める等、需要構成上特異
それから金融制度の改正につきましては、実は終戰後累次の金融制度調査会がございまして、それから業界からも十分たびたびの意見の具申もあつた、産業界からもいろいろの批判もあつた、こういうことで当局といたしましては大体の意向というものは、その輪廓は今特に改めて集めませんでも、大体は把握していると思われるのであります。取敢えずその内容を法案に盛つたわけでございます。
そういうふうに簡單に言うたのではないのでありまして、外資を導入してそれが日本の産業と同じような状態のもとにおいて、税金を課すというのならば別だけれども、こういうような特別な優遇をして外資を入れるならば、国内資本でやる国内産業は、結局外資の入つた産業に追いまくられて、しかも特に中小工業はつぶれる運命にある。
(「そんなことはない」と呼ぶ者あり)而もその政策の破綻を隠して行くために、民族の産業を破壞し、農業も破壞いたしまして、堪え難いまでに惡化して参りました国内の情勢をこれを国民の前から蔽うてしまう、こういうために、吉田内閣の自主性を失つた産業破壞政策に対してこの日本の国を守つて行こうとする勤労大衆の憂国的な、愛国的な、政治的な行動さえも警察力によつて彈圧して来ておる。